
心筋梗塞・心不全・不整脈
心疾患(心筋梗塞、心不全、不整脈など)はがんに次いで、日本人の死因の2位で約16%を占めており、心疾患で亡くなる方は年間で約20万人です。冠状動脈が動脈硬化のために細くなってしまうと、心筋が一時的に血液不足になって数分から十数分の胸部圧迫感が生じたり(狭心症)、完全に血管が詰まって20分以上続く激烈な胸痛が起きたり(心筋梗塞)します。「心不全」という言葉は病気の名前ではありません。心臓の働きが悪くなり、身体全体に血液がうまく送り出せない状態です。心拍の規則性の乱れや心拍数の異常を不整脈と呼び、動悸、息切れ、胸部圧迫感、めまい・失神などの症状を起こします。近年、ストレス、過労、睡眠障害などが原因で起こる心房細動や睡眠時無呼吸症候群による夜間の不整脈が問題になっています。
検査方法一覧
検査方法 | 内容 | 金額(税込) |
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NT-proBNP | 心臓から血液に分泌されるホルモンを測定し、心臓の元気度をみる血液検査です。 | ¥1,430 |
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LOX-index (ロックスインデックス) |
動脈硬化の進行から、将来の脳梗塞、心筋梗塞の発症までを予測する血液検査です。 | ¥16,500 |
ABI・CAVI | ABIは下肢動脈の狭窄・閉塞度を表し、CAVIは心臓から足首までの動脈の硬化度を表す指標です。 両指標は上腕・足首の血圧及び脈波速度の同時測定から一度に取得できます。動脈硬化や末梢動脈疾患の早期発見に有用とされています。 |
¥3,300 |
不整脈・睡眠検査 | 装着負担の少ない絆創膏タイプのホルター心電計で長時間(最長7日)心電図を記録する検査です。小型でコードがなく、装着したままシャワーや半身浴が可能で普段と変わらない生活の中で、脳梗塞の原因となる心房細動、心室頻拍、完全房室ブロックなどの危険な不整脈を早期に発見できます。その他、睡眠時無呼吸症候群の可能性も判定できます。 | ¥27,500 |